国防 2021 10 17

 多くの日本人は、日本という国をどう思っているでしょうか。
アメリカと比較すると、日本は小さな国ですが、
世界の標準と比較すると、日本は巨大国家です。
 GDPは、世界3位です。
日本民族は1億人以上、民族的に見れば大きい。
金銭面で見れば、日本は世界最大の債権大国です。
こうしてみると、日本は超大国の分類に入ります。
 中小の国々から見れば、日本は巨大国家に見えます。
「日本は我々を守ってくれる」と思うのは、自然な感情です。
 こう書くと、多くの日本人は、
「我々は、憲法9条により外国を守れない」と思うでしょう。
 しかし、外国人で日本国憲法を知っているのは、
日本研究者だけです。
 たいていの外国人は、
日本は自力で自分の国を守ることは当然であり、
中小の国々を守るのも当然だろうと思います。
 さて、国防と言うと、
日米同盟を持ち出す人がいますが、
同盟と言うからには、
アメリカは日本を守り、日本はアメリカを守るのが当然です。
 同盟という言葉を軽々しく使っている人がいますが、
それだけの覚悟で使っているのか。

かごの中の鳥 2010 5 22

 私たち日本人は、かごの中の鳥だったのです。
かごの中の鳥ならば、
かごの外が、どうなっているかを知る必要もなかったのです。
 しかし、独立国家ならば、
自分の国は自分で守ると考えるべきでしょう。

「米軍が見た自衛隊の実力」(北村 淳)から引用
 極めて情けない話だが、「海上自衛隊の艦艇がマラッカ海峡を通過する前に、
われわれがP-3を出して安全を確認している」という話を、
アメリカ海軍P-3部隊関係者から聞いたことがある。
 いくらなんでも、そのようなことはないだろうと思っていたところ、
海上自衛隊のP-3C部隊関係者から、「そのような事実もあった」という話を聞いた。
 自国の軍隊すら、アメリカ海軍によって護ってもらっているのでは、
アメリカ海軍に「われわれが日本のシーレーンをオープンにしている」と豪語されても仕方ない。










































































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